29.ただその四十分の為だけに(「告別演奏會顛末記」その後)(11) ヒナコは迷っていた。確かに歌を歌うことは子供の頃から好きであったし、また得意 であると自覚もしていた。どんな曲でも二三回聴けば覚えられ、音を外すことも無かっ た。そして体を…
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